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安全管理

転倒転落発生率

  • 患者さんの状態や疾患、入院による環境の変化により歩行中の転倒やベッドからの転落などの危険が生じることがあります。転倒転落により外傷や打撲だけでなく、骨折・脳出血などの重大な障害を及ぼすこともあります。当院では、入院患者さん全員にアセスメントスコアシートを使って、転倒転落のリスクを評価し、危険度に合わせた予防対策を実施しています。
  • 転倒転落発生率,平成26年度3.09‰,平成27年度2.54‰,平成28年度2.61‰,平成29年度2.55‰,平成30年度2.59‰,障害を伴った転倒転落発生率,平成26年度0.03‰,平成27年度0.06‰,平成28年度0.01‰,平成29年度0.06‰,平成30年度0.07‰
  • 毎月、医療安全推進委員会及びセーフティーマネージャー会議を開催し、転倒転落の発生件数、障害を伴った転倒転落発生件数と事例内容を報告しています。また、転倒転落防止対策小委員会による発生事例の調査・分析や、部署内でカンファレンスなどを行い予防対策に努めています。
  • 転倒転落発生率=セーフティレポートによる転倒転落発生件数(影響レベル1以上)÷入院延べ患者数、障害を伴った転倒転落発生率=セーフティレポートによる転倒転落転落発生件数(影響レベル3b以上)÷入院延べ患者数
  • セーフティレポートによる転倒転落の発生率単位は、「‰」(パーミル=1/1000)を用いて算出しています。

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褥瘡発生率

  • 褥瘡(床ずれ)は患者さまのQOL(生活の質)の低下をきたし、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。そのため、褥瘡予防対策は患者さまに提供されるべき医療の重要な項目の1つとなっています。褥瘡(床ずれ)の治療は困難をきわめる事があり、発生の予防がとても重要となるため、知識の蓄積、予防の計画、予防の実施にかかる総合力が鍵となります。
  • 褥瘡発生率,平成26年度0.8%,平成27年度1.2%,平成28年度1.2%,平成29年度1.2%,平成30年度0.8%
  • 当院では、医師、看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士などが、褥瘡対策チームとして褥瘡予防や治療に関するカンファレンスや学習会を定期的に実施しています。また、看護部にはリンクナース制度を設け、患者さまの状況やセクションの傾向を分析して対策を行い、褥瘡予防や褥瘡の改善に努めています。
  • 褥瘡発生率=新規褥瘡発生患者÷入院患者実数
  • 褥瘡発生率(入院してから新しく褥瘡を作った患者数の比率)

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肺血栓塞栓症予防管理料算定率

  • 肺塞栓症は血栓(血のかたまり)が肺動脈に詰まり、呼吸困難や胸痛を引き起こす疾患であり、程度によっては死に至る場合もあります。長期臥床や手術後に発症することが多く、入院中においては適切な診療により予防を行うことが大切です。本指標により肺塞栓症予防に対する病院全体の取り組みを評価します。
  • 肺血栓塞栓症予防管理料算定率,平成26年度18.5%,平成27年度16.8%,平成28年度16.1%,平成29年度16.4%,平成30年度15.4%
  • 当院では、診療科ごとのガイドラインを参考に予防対策を行っています。特に周術期においての説明・準備・フットポンプ使用について、連携をとりながら運用しています。
  • 肺血栓塞栓症予防管理料算定率=入院中に肺血栓塞栓症予防管理料を算定した患者数÷全退院患者数
  • 肺血栓塞栓症予防管理料算定率

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MRSA感染率

  • MRSA(Methicillin-resistant Staphylococcus aureus)は、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)に特別の耐性遺伝子が入り込み多剤耐性化したものです。病院感染の原因菌として分離されることが多く、膿、尿、喀痰、糞便などあらゆる検体から検出されます。正常な免疫機能を持っている人には感染症を起こすことは少なく、定着・保菌が多いのもこの菌の特徴です。MRSAは、免疫力の低下した重症患者、手術患者、未熟児、新生児、高齢者に感染すると重篤化する危険があります。入院患者のMRSAサーベイランスを実施し、感染率の評価をすることは院内感染対策の指標として重要です。
  • MRSA感染率,平成26年度0.11%,平成27年度0.07%,平成28年度0.16%,平成29年度0.20%.平成30年度0.14%
  • 当院では、MRSA陽性患者が判明した時点で、細菌検査室から発生部署への連絡制度を設けており、MRSAの伝播防止対策を速やかに実施しています。感染制御チームはMRSA陽性者サーベイランスを継続するとともに、院内ラウンドを実施し、安全な療養環境となるよう整備しています。その他、抗菌薬の適正使用を目的とし、抗MRSA薬、カルバペネム薬の使用届出制を行っています。1週間以上の長期投与に対しては、使用調査の実施と調査結果に基づく感染制御チームによるラウンドを実施し、担当医と薬剤の必要性を確認しています。感染対策推進の具体的対策として、各診療科を代表する医師により構成される感染管理マネージャー(ICM)、各職種を代表する職員で構成されるリンクワーカーを設置し、病院全体で感染予防に努めています。
  • MRSA感染率=新規MRSA感染患者数÷入院患者実数
  • 感染率の単位は、「‰」(パーミル=1/1000)を用いての算出する場合もありますが、ここでは、一般的に馴染みがある「%」を単位とします。

最終更新日:2024年04月10日

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