現在位置の階層

  1. ホーム
  2. 診療科のご案内
  3. 各診療科のご案内
  4. 産婦人科
  5. 当院で生殖内分泌(不妊症)治療を希望される患者さんへ

当院で生殖内分泌(不妊症)治療を希望される患者さんへ

当院で生殖内分泌(不妊症)治療を受けられる患者さんへ

 近年の晩婚化に伴う結婚年齢の上昇や仕事をもつ女性の増加などに伴い「妊娠したいのに、なかなか授からない」と悩むカップルが増えています。正常な夫婦生活があると、2年以内に90%の御夫婦が妊娠すると言われています。女性は年齢が進むにつれて、妊娠できる力が低下していきますので、「もしかして・・・?」と思ったら早めの受診をお勧めします。

当院の特色

 総合病院の産婦人科専門外来であるため、消化管疾患、甲状腺疾患、血小板減少症など他科の疾患に羅患している患者さんでも、専門各科と連携を取りながら診療を受けていただいております。体外受精等にかかる費用は他の医療機関と同様に自費となりますが、ほぼそれぞれの治療に必要な経費(検査試薬、カテーテル、培養液など)で設定しております。また北海道と札幌市の特定不妊治療費の助成事業指定医療機関に認定されていますので対象となる方は助成を受けることができます。2012年秋には採卵・移植室や培養室等の主要施設が新築され、卵子に有害とされるものをできるだけ排除するため、紫外線が出ない室内照明、温度管理され学会基準を上回る培養室内空気洗浄度、揮発性有機化合物除去装置を設置したクリーンルームで卵子、精子、胚の処置を実施しています。さらに培養器の環境を24時間常に監視し、万が一異常が発生した場合には医師や培養士に通報するシステムも導入しました。現在専門医2名(日本生殖医学会認定)、胚培養士3名(日本卵子学会または日本エンブリオロジスト学会認定)、日本不妊カウンセリング学会認定看護師1名が在籍し、他の医師、スタッフも協力しながら診療しております。
採卵・移植室
培養室

外来診療体制について

 完全予約制で診察を行っております。初めて受診される方は、初回に限り予約がなくとも受診が可能ですので、産婦人科外来へお問い合わせ下さい。希望日時を調整させていただきます。また、治療方法については、できるだけ御夫婦が納得して選択できるように、説明させていただきますので、1人ひとりの診察に時間を要します。待ち時間が長くなる場合がありますので、あらかじめご了承ください。


検査と治療

検査

 不妊の原因は様々です。女性だけではなく、男性に原因が見られることもあるため、御夫婦そろって検査を受けることが必要です。男性の検査はほとんどの場合1~3回程度です。

・基礎体温測定
 低温期と高温期の一定のリズムがあり、ホルモンの分泌状態がわかります。排卵日の予測にも利用できます。
・ホルモン検査
 卵胞期、排卵期、黄体期に応じて、月経、妊娠に関わる主に5つのホルモンを適宜測定します。甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモンなども必要に応じて測定します。
・超音波検査
 卵巣と卵胞の状態、子宮と子宮内膜の状態などを確認します。
・子宮卵管造影
 造影剤を使用し、卵管の通過性、子宮内腔や卵管の形をみます。
・精液検査
 一定の禁欲期間後採取し、精子濃度、運動率、奇形率などを調べます。

その他、血液型や感染症の有無の確認検査、薬や治療の副作用が出ていないかどうかの確認のための一般的な血算・生化学検査、さらに性交後検査(ヒューナーテスト)や卵巣予備能検索のためのAMH測定、抗精子抗体検査、習慣流産・不育症関連検査など、それぞれの患者さんの状況に応じて実施していきます。

治療

 一般的には自然妊婦に近い治療(排卵日予測→タイミング指導)から段階的にステップアップしていきますが、いろいろな状況により子宮鏡・腹腔鏡での検査や手術、年齢の高めの方などには早めの人工授精・体外受精などを提案させていただく場合もあります。どのような方法でも妊娠したい方、妊娠できなくても体外受精などは考えない方、患者さんの思いはそれぞれ違いますし、途中で変化していくこともあります。治療法の選択は治療のメリット、デメリットなどを説明させていただき、御夫婦の希望に沿って相談の上で選択します。

 人工授精:排卵にあわせて(排卵に問題がある場合は排卵誘発を併用することもあります)、精液から精子以外の細胞や物質を取り除いた洗浄精子を子宮内に注入する方法です。外来で麻酔など必要なく実施できます。

 体外受精:ほとんどの場合は調節卵巣刺激(卵子が数個以上採取できるよう連日の注射などで卵胞を育てる方法)の周期で、麻酔下に卵巣を穿刺して卵子を採取し、体外の一定の環境下で卵子と精子が受精するよう促します。受精障害や精子数が極端に少ない場合などは顕微受精を併用します。受精卵は数日の培養の後に子宮内に戻す(胚移植)場合や、一旦凍結保存として後に子宮の条件を整えるホルモン補充周期に胚移植する場合があります。当院では日本産婦人科学会の見解に基づいて適応を遵守して実施しております。


費用

 一般的不妊治療検査や治療など保険適応となるものは保険診療となります。人工授精や体外受精の費用はそれぞれの治療に必要な実費(薬液、培養液、専用容器、専用カテーテルなど)から算出しております。

人工授精: 1回 6,480円(税込)

体外受精: 採卵、媒精-受精確認、初期胚培養、胚盤胞培養とそれぞれの段階で細かく料金設定されています。詳細はスペースの関係などから省略させていただきますが、顕微授精を行わない典型的な場合はおおよそ下記1.2.様になります。(採卵、胚移植前後の外来での診察、検査、注射、投薬などは別途かかります。)

1.採卵-前核期胚凍結 104,500円~178,500円(税込)
  後の前核期胚融解-培養-胚移植 47,250円~73,500円(税込)
2.採卵-新鮮胚移植 130,500円~177,500円(税込)
3.顕微授精 21,600円~36,720円(税込)

助成金:当院は、北海道と札幌市の特定不妊治療費助成事業の指定医療機関となっています。体外受精や顕微授精は保険適応外となるため、要した費用の一部を助成し、経済的負担を少なくする目的で実施されています。対象者や治療内容が定められていますので、詳細はお住まいの各自治体の保健所、保健センターや当科外来受診時にご確認下さい。

不妊カウンセリング

 当院では、不妊治療を受けている患者様を対象に、不妊カウンセリングを実施しています。不妊治療に関する悩みや不安は、多くの方が抱いています。一人で悩まず「話す」ことで気持ちを整理してみましょう。気持ちを言葉に出してみると、心が楽になることがあります。ご自身の気持ちを整理し、納得できる治療が受けられるようにサポートさせて頂きます。お一人でもご夫婦でも、お気軽にご相談ください(現時点では当院へ通院されている方が対象です。また日時の調整が必要な場合がありますので外来でご確認下さい)。不妊カウンセリング学会認定をもつスタッフ(助産師)が対応致します。また、各自治体などで行われるセミナーやカウンセリングなどをお受けいただくのも良いでしょう。

最終更新日:2014年10月15日

現在位置の階層

  1. ホーム
  2. 診療科のご案内
  3. 各診療科のご案内
  4. 産婦人科
  5. 当院で生殖内分泌(不妊症)治療を希望される患者さんへ