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緩和ケア病棟(PCU)

1.理念

 札幌厚生病院緩和ケア病棟では、がんなどの重篤な疾患を抱えられている患者さんやご家族ができるだけ苦痛の少ない療養をしていただけるようにお手伝い致します。

2.基本方針

(1)医師、看護師、薬剤師だけでなく、臨床心理士、社会福祉士、管理栄養士、理学療法士、音楽療法士などさまざまな専門職種が協力して患者さんを支えてまいります。

(2)患者さんや家族の持つさまざまな苦痛を理解した上で、可能な限りそのひとの希望に沿った療養生活ができるように支援していきたいと思います。

(3)文化・芸術や社会との接点を絶やさない環境を作るよう配慮し、ひとがひとを支えあうという姿勢を大切にしたいと思います。

3.緩和ケア病棟では

 多職種の医療者が連携して、がんによる痛みをはじめ、苦痛に感じる症状を和らげる治療とケアを行います。
 体調に合わせて、外出や外泊、あるいは自宅療養に向けてのお手伝いをします。面会は24時間可能です。他の方の療養の妨げにならない範囲でペットの面会も可能です。少量のアルコールは主治医と相談の上、許可される場合がありますが、喫煙はご遠慮いただいています。
 

ラウンジ
 文化や社会との接点を絶やさないような環境を整えるために季節の行事や、月2回のお茶会を行っています。毎週金曜日の午後(15時~15時45分)にはラウンジで音楽療法士による音楽療法を行っています。
お茶会

4.緩和ケア病棟の設備について

新病室
 病室は25床あり、すべて個室です。差額室料がかかる病室は5床で、4000円/日(税別)が4室、15000円/日(税別)が1室です。
ファミリーキッチン
 緩和ケア病棟には、ご家族の方ともゆっくり過ごせるラウンジやファミリーキッチン、家族控室があります。ラウンジの熱帯魚の水槽や、病棟廊下には絵や写真を飾っており、気分転換をしたり、屋上庭園(ガーデン・パリアーレ)で散策ができる環境を整えています。
ガーデンパリアーレ

5.入棟・退棟基準

(1)入棟基準

緩和ケア病棟の入院では以下の内容を確認します。

1.癌の進行期で抗癌治療の適応がない方を対象としています。
2.患者さん及び家族ともに、現在の病状をよく理解し、手術や化学療法などの治療を行わず、主として症状緩和を目的とした治療を希望される方の中で
①入院による集中的な身体・精神的苦痛の緩和が必要な方
②予後が迫り、在宅療養が困難となったと判断される方
③レスパイト入院が必要な方
3.ただし、以下の場合は入棟をご遠慮頂きます。
①緩和すべき苦痛が無く、介護が入院の主たる目的となる場合
②積極的がん治療終了から間も無く、現在の苦痛の原因が、その副作用と判断される場合

(2)退棟基準

次のような場合には、退院・退棟に向けてお手伝いします。

①十分に苦痛が緩和されて、当院外来治療を選択された場合
②他院での療養や在宅緩和治療を選択された場合
③他の診療科での処置が必要となった場合
④積極的な癌治療を希望された場合
⑤癌以外の病気で、その治療を優先する必要がある場合

*退院・退棟された後も、先の入棟基準を満たす場合は再度入棟することが可能です。

(3)緩和ケア病棟への入院の判定

 緩和ケアチームや緩和ケア内科外来で治療中の方で、緩和ケア病棟への入院適応があると判断された場合は、待機者リストに入り、週1回判定会議で検討します。入院の決定は病状や、空床状況を考慮して行います。ただし、症状悪化時に緊急対応が必要な場合は、この限りではありません。



6.緩和ケア病棟における医療

 当院では、終末期ガイドラインに沿って患者の意思を尊重した医療を行います。また、日本医師会や緩和医療学会の編集刊行したガイドラインなどに沿って標準的な緩和ケアを行います。
 専門的なドレナージやステント療法については、紹介元主治医や他科の医師の協力を求めることもあります。疼痛については、原因の同定と痛みの評価を十分行った上で対応策を考えます。この評価に基づき薬物療法、放射線療法、神経ブロック、理学療法、看護ケアの工夫など多面的に対応策を検討し、患者・家族の同意を得て開始します。実際には各種ガイドラインに沿った標準的な治療法を行います。特殊なケアとして腹水コントロール目的で腹水濃縮還流法(CART療法)を行っています。
 精神的な問題も多様ですが、緩和領域においては、せん妄、うつ状態、不眠などが対応の中心となります。チームのメンバーが問題を感知したときには、精神担当医の介入の必要性を判断します。精神担当医は要請に応じ、診察の上、臨床心理士と協働して評価対応します。特にせん妄は見逃されやすく、うつと混同される場合もあるため、関係スタッフは注意深く観察します。家族からの情報が評価の助けとなることもあります。ときに認知症を合併していることもみられ、患者本人の意思決定の妥当性を判断する際に考慮せねばならないことから、予め認知症の評価が必要となることがあります。
 社会的な問題に対しては、MSWやケアマネジャーが中心となり経済的な問題への対応や社会資源の利用についてアドバイスします。スピリチュアルな苦痛は、もっとも根源的で、しかも対応が困難な問題ですが、患者が思いを表出できるように寄り添う姿勢はもちろん、患者を巻き込んだチーム対応が必要です。音楽療法などの補完代替療法も提供します。
 臨死期蘇生医療は基本的に行わない方針(DNAR)ですが、その是非については緩和ケア病棟転棟前後に説明した上で意思を確認します。また、鎮静の適応や合意についてはとくに慎重に考えており、関係スタッフ全員での検討の上、患者、家族と話し合いにより合意に達する過程を重視しています。家族の悲嘆についても配慮し、精神担当医、臨床心理士を交えて対応協議します。

7.入院にかかる費用

 各種健康保険や高額医療費助成制度の適用となります。有料個室の差額料金は実費負担となります。

最終更新日:2014年07月08日

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