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放射線科

科の概要

当院は国が指定する地域がん診療連携拠点病院であるが、がん診療の診断・治療における放射線科の果たす役割は少なくない。当科のIVRの年間件数は 1000件、放射線治療は新患数が500例と、全国屈指の件数を誇っている。従来から肝・胆・膵の画像診断・治療に力を入れており、特に胆道癌のIVRを積極的に行ってきている。進行胆道癌のIVRと放射線治療の併用療法では症例数は300例を数え、良好な成績を発表してきた。これらの治療の実績により、厚生省がん研究助成金「IVRの手技を用いた治療法の有効性に関する研究」(荒井班、平成6年度〜9年度)の班長協力者、「がん治療におけるIVRの技術向上と標準化に関する研究」(佐竹班、平成10年度〜13年度)、「がん治療におけるIVRの技術向上と標準化に関する研究」(荒井班、平成14年度〜17年度)、「がん治療におけるIVRの技術向上と標準化に関する研究」(稲葉班、平成18年度〜)の班員を務めている。現在、班会議主導の全国共同研究 10個余りに参加し、さらに、日本・韓国共同研究である「切除不能肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓療法の第II相臨床試験」にも参加している。
また、画像診断では放射線科が常勤していない病院と(網走、遠軽、佐呂間、上湧別、丸瀬布、苫前、沼田、美深、摩周、常呂)、画像ネットワークを構築し、CT読影をはじめとした画像診断による病診連携を行っているのも当科の特徴のひとつである。

研修内容

患者管理

スタッフとともに放射線科入院患者(IVR及び放射線治療)を受け持ち管理を行う。また、他科入院中のIVRや特殊検査(血管造影、PTCDなど)患者の術前、術後管理を行う。リザーバー動注患者や照射中の治療患者定期的な診療もスタッフとともに行う。

検査

超音波、CT、MRI、RI、血管造影、胆道造影など検査の読影をスタッフとともに行う。また、同時に各種検査の特徴、適応、適切な撮像法などについても合わせて研修する。

IVR

種々のIVRの手技、概念、適応などについて修得する。研修初期は第二助手、後期は第一助手、術者を勤める。各種メタリックステント留置、動注リザーバーでは治療計画をスタッフとともに作成する。

放射線治療

適応と治療計画の実際を修得する。腔内照射、ラジオサージャリーでは手技の習得も併せて行う。

カンファレンス等

  • 合同術前カンファレンス(外・消・放・病):週1回
  • CT、MRI読影:毎日
  • 治療カンファレンス:月2回
  • 病棟カンファレンス:毎日

最終更新日:2011年06月09日