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循環器科

研修計画

日本循環器学会認定循環器専門医研修カリキュラム(1999年第2回改訂)に沿って教育され循環器専門医を取得できるよう研修期間内に、以下の要領で専門教育を行う。
研修は1)検査手技の習得、2)治療手技の習得、3)疾患ごとの病態理解と管理、4)外来の4部構造とし、それぞれ以下の計画で教育する。

検査手技の習得

1年次
非侵襲的検査研修
身体所見、心電図、ホルター心電図、心エコー図、経食道心エコー図、運動負荷試験、核医学検査、Head up tilt試験、胸部X線・CT・MRIの読影、血液ガス分析、24時間血圧測定、各種運動負荷試験が実施でき結果が解釈できる。
2年次
侵襲検査研修
動静脈圧モニター、心臓カテーテル検査、大血管造影、末梢血管造影、電気生理学的検査が実施でき(また助手を務めることができ)、結果を解釈できる。
3年次
非侵襲的検査4ヶ月、侵襲検査8ヶ月程度の研修
全ての循環器検査が独自で実施(助手も含め)でき、結果を解釈できる。

治療手技の習得

1年次
循環器疾患の診察、治療手技を学ぶ
一般事項(薬物動態、血中濃度、薬物効果・副作用、食事療法、リハビリテーション・運動療法、手術療法)、救急処置、薬物治療、心嚢穿刺、胸水穿刺、直流除細動、中心静脈カテーテル挿入などの低侵襲的治療、病棟での検査、病棟業務を中心に学ぶ。
2年次
侵襲的手技を学ぶ
一時的ペーシング、IABP・PCPS挿入、Swan-Ganzカテーテル挿入、血栓除去術、冠動脈インターベンション、ペースメーカー移植術などの方法と管理法を学ぶ。
3年次
重要な治療法の適応、実施が独自の判断で自ら行えるよう研修する
冠動脈インターベンション、血栓除去術、一時的ペーシング、ペースメーカー移植術、IABP・PCPS挿入、Swan-Ganzカテーテル挿入、両心室ペーシング療法

疾患ごとの病態理解と管理の研修

1年次
以下の診断、治療、管理を主治医として行う。
2年次
特に重症患者の治療、管理を主治医として行い、病棟全体の管理を担当スタッフとともに行う。あわせて初期研修医、1年次後期研修医の指導者としての研修を行う。
3年次
チーフレジデントとして研修医全体の管理を担当スタッフとともに行う。
対象疾患
心不全、ショック、不整脈、心臓急死、血圧異常、虚血性心疾患、弁膜症、心筋疾患、感染性心内膜炎、リウマチ熱、心膜疾患、心臓腫瘍、肺性心、先天性心疾患異常、大動脈疾患、脳血管疾患、末梢動脈疾患、静脈・リンパ管疾患、心臓心血管奇形、全身疾患にともなう神経症、神経循環無力症、失神、高脂血症、糖尿病

外来研修

1・2年次
新患外来を中心に、外来での検査診断の要領を学ぶ
3年次
紹介外来を中心に院内紹介の対応、院外紹介患者の診断、検査の要領を学ぶ

カンファレンス・読影会・勉強会・抄読会

  • シネアンジオカンファレンス:火曜日・木曜日
  • シネアンジオ読影会:水曜日
  • 新入院患者・入院患者カンファレンス:毎日
  • 抄読会:毎週

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循環器専門医取得の条件

  1. 内科認定医の資格を有していること
  2. 日本循環器学会会員であり、かつ通算して6年以上の会員歴を有すること
  3. 医師免許取得後、6年以上の臨床経験を有すること。6年のうち3年以上は日本循環器学会指定の研修施設で研修していること。平成16年以降に医師免許取得したものは各認定医取得後、3年以上循環器学会指定の研修施設で研修していること(研修関連施設での研修期間は研修施設の1/2として計算する)。
募集人員や研修期間、応募資格などは後期臨床研修医募集要項をご覧下さい。

最終更新日:2017年08月21日