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麻酔科

診療スタッフ

日本麻酔科学会専門医4名

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取得可能な資格と必要期間

麻酔科標榜医

麻酔科標榜医とは、日本麻酔科学会が認めた病院で2年間の全身麻酔を経験し、厚生労働省に申請することにより取得できる国が認めた資格である。この資格を持つ医師がいなければ、医療機関の診療科に「麻酔科」と掲げることはできない。

麻酔科認定医

麻酔科標榜医であるものに対し、申請により日本麻酔科学会が認定する医師。
この取得が麻酔科専門医の第1歩となる。書類審査で取得できる。およそ、日本麻酔科学会在籍3年目に取得可能である。

麻酔科専門医

麻酔科認定医を取得して2年以上麻酔関連業務に専従した医師に対し、筆記試験、口頭試験、実技試験の3科目で審査する。学会への参加や発表も受験資格として必要である。日本麻酔科学会に5年間所属し、6年目の秋に受験可能となる。

麻酔科指導医

麻酔科専門医を取得して5年以上麻酔関連業務に専従した医師に対し、臨床実績指導実績、学会出席、学会・論文発表などを書類審査して取得できる資格。

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各年次の研修目標

麻酔科医は手術患者の麻酔管理はもちろんのこと、集中治療領域の知識や技術、疼痛治療における神経ブロック、各種薬剤の使い方、患者の心理面へのアプローチの仕方など、数多くの知識や技術が要求される。最初の3年間ですべてを習得することは困難であるので、まず麻酔管理の知識と技術の習得を目標の中心とし、併せて、集中治療、あるいは疼痛治療の初歩を研修することを目標とされたい。

1年目

指導医のもとで、年間500例程度の全身麻酔管理を経験する。気管挿管をはじめとする各種の気道確保法、硬膜外麻酔、脊椎麻酔、動脈ライン、中心静脈ラインなどの麻酔関連手技を習得する。
年次の後半には、合併症のない患者の定型的な手術の麻酔であれば、単独で麻酔管理ができるようになることが望まれる。さらに、集中治療領域においては人工呼吸器の基本操作や各種薬剤の使用方法の習得も望まれる。

2・3年目

合併症を有する患者の麻酔であっても、単独で麻酔管理ができるようになることを目標とする。また、卒後研修医の指導にもあたることができるように、自らの知識と技術を高めることが求められる。
当院で経験することのできない心臓血管外科や脳神経外科手術の麻酔については、帯広厚生病院麻酔科での半年から1年間の研修にて習得する。同院においては、3次救急の経験も可能である。
集中治療領域においては、各科と共同して重症患者の担当医として人工呼吸管理、循環管理、血液浄化法などに当たる。
将来、疼痛治療を目指すものは、外来を担当し、緩和ケアチームへの参加を行い、各種の鎮痛剤や鎮痛補助薬の使用方法、副作用対策、神経ブロック法、心理面へのアプローチの仕方などを経験していく。
3年次になると麻酔科標榜医、麻酔科認定医の取得が可能となるので、それらを取得する。さらに、麻酔科専門医の取得に向け、学会発表も積極的に行うようにする。

最終更新日:2017年08月21日