基礎分野
基礎分野は、科学的思考の基礎としての6科目を学習するほか、人間と生活・社会の理解を深めるための6科目を設定して、現象を科学的かつ論理的に思考できる能力を養うとともに、看護の対象である人間を幅広い視野で捉える力を養います。
心と人間関係構築の基礎的理解をめざして

北海道学習社会総合研究所(元北翔大学大学院教授、同大学健康プランニング学科 創設初代学科長、教授) 藤原 等(心理学担当)
ヒトが最初に誕生した頃、ヒトもただの動物だったに違いない。ヒトがいつ人になったのか。人になった頃、もっと自然と濃密に関係があったのでは。
野性が生命を直接支配していたから。野性との関係が人の心を今日まで拡張させたと思うのです。
本校の心理学では、①自己の心をよく理解する ②他者の心をよく理解する、ことを目指しています。人間関係の構築維持発展は、患者様との関係、また医療関係者との連携において極めて重要になります。
自分を知り他人を理解するために、「みる・きく・味わう・かぐ・ふれる、感じる、話す・読む・書く、苦しむ・悩む、わかる、まなぶ、生きる」に分けて、学習したいと思います。学問は、実践と理論の循環ですが、豊かな感性を磨き共有したいのです。
あなたと学問する機会を楽しみに待っています。