年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	2060	223	181	392	639	899	1962	2638	1622	299

呼吸器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040110xxxxx0xx	間質性肺炎-処置1:0-処置2:なし-副病:0	54	21.70	18.84	7.41%	73.89
040040xx99040x	肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:４あり-副病:なし	51	9.53	9.59	0.00%	69.86
040040xx9910xx	肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり-処置2:なし-副病:0	34	5.35	3.34	5.88%	72.71
040040xx99041x	肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:４あり-副病:あり	32	12.41	16.87	3.13%	72.78
040040xx9908xx	肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:８あり-副病:0	30	14.27	10.59	0.00%	67.87

最も多い症例は間質性肺炎で肺胞の壁や周辺に炎症が起こる病気です。次に多い肺の悪性腫瘍は初期症状が咳、呼吸困難（息切れ、息苦しさ）等風邪症状に類似している為、早期発見が難しい疾患だといわれています。両疾患共に高齢になるほど重症化する傾向がある為、高齢者の方で少しでもいつもと違う様子が見られた場合は早期の受診が望まれます。

消化器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060100xx01xx0x	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術-処置1:0-処置2:0-副病:なし	337	4.22	2.63	0.00%	64.22
060340xx03x00x	胆管（肝内外）結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置1:0-処置2:なし-副病:なし	235	8.53	9.79	2.98%	76.51
06007xxx9906xx	膵臓、脾臓の腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:６あり-副病:0	148	6.04	5.87	0.00%	64.16
060020xx04x0xx	胃の悪性腫瘍-内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術-処置1:0-処置2:なし-副病:0	54	10.82	8.27	0.00%	74.74
060060xx97100x	胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍-その他の手術あり-処置1:あり-処置2:なし-副病:なし	42	14.29	14.49	0.00%	80.38

小腸大腸の良性疾患の代表的なものとして「大腸ポリープ」が挙げられます。当院では内視鏡的粘膜切除術（EMR）、内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）等の術式を用いて治療を行っております。また胆管（肝内外）結石、胆管炎や胆道内視鏡診断・治療も積極的に実施しております。

循環器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050050xx02000x	狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、１,２あり-処置2:なし-副病:なし	142	5.13	4.40	0.00%	71.06
050050xx02030x	狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、１,２あり-処置2:３あり-副病:なし	72	9.00	9.54	0.00%	70.93
050050xx99200x	狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:２あり-処置2:なし-副病:なし	65	4.66	3.15	0.00%	71.74
050210xx97000x	徐脈性不整脈-手術あり-処置1:なし、１,３あり-処置2:なし-副病:なし	62	14.32	10.80	3.23%	80.87
050050xx99100x	狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:１あり-処置2:なし-副病:なし	55	4.36	3.01	1.82%	71.80

狭心症や心筋梗塞等に対して、心臓カテーテル検査・治療（ＰＣＩ）を実施する症例が多くなっています。平均在院日数は全国平均より少し長いですが、スタッフの高い専門性を活かしバランスのとれた診療を行っております。また難易度の高い慢性完全閉塞病変や末梢動脈疾患に対しても、積極的な治療を行っています。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
140010x199x00x	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上）-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし	486	6.60	6.17	1.23%	0.00
040070xxxxx0xx	インフルエンザ、ウイルス性肺炎-処置1:0-処置2:なし-副病:0	241	5.39	5.73	0.41%	2.04
040090xxxxxx0x	急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）-処置1:0-処置2:0-副病:なし	200	5.82	6.19	0.00%	1.70
060380xxxxx0xx	ウイルス性腸炎-処置1:0-処置2:なし-副病:0	138	4.13	5.39	0.00%	3.29
030270xxxxxxxx	上気道炎-処置1:0-処置2:0-副病:0	121	4.74	4.94	0.00%	1.90

当院は地域の新生児に対する二次および三次医療の役割を担い周産期医療体制を整えております。ＮＩＣＵ（新生児集中治療室）での未熟児や病児の症例が多くなっています。また、ノロウイルスの流行によるウイルス性腸炎の症例数も前年と比べ増加傾向がみられます。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）-ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等-処置1:0-処置2:0-副病:0	133	3.41	4.85	0.00%	70.87
060035xx01000x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍-結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし	62	15.60	15.02	0.00%	71.68
090010xx01x0xx	乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等-処置1:0-処置2:なし-副病:0	53	8.81	10.34	0.00%	63.62
060150xx03xxxx	虫垂炎-虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等-処置1:0-処置2:0-副病:0	51	5.28	5.45	0.00%	43.08
060335xx02000x	胆嚢水腫、胆嚢炎等-腹腔鏡下胆嚢摘出術等-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし	43	6.37	7.13	0.00%	62.09

最も多いのは鼠径ヘルニア（15歳以上）に対するヘルニア手術の症例となっています。次いで多いのは乳房、結腸悪性腫瘍に対する切除術の症例で、当院では乳房悪性腫瘍切除の症例に対するクリニカルパス（適用期間８日）をほとんどの症例に適用しており、平均在院日数は全国平均より約２日短くなっています。また結腸悪性腫瘍切除の症例においても患者さんの術後負担が軽減されることから内視鏡（腹腔鏡）手術も積極的に行っております。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術　肩、股等-処置1:0-処置2:0-副病:0	97	25.69	25.94	76.29%	82.64
070370xx99xxxx	脊椎骨粗鬆症-手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0	94	13.21	20.74	75.53%	82.32
070050xx97xxxx	肩関節炎、肩の障害（その他）-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0	61	32.00	22.91	59.02%	69.89
160760xx97xxxx	前腕の骨折-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0	50	5.36	5.54	2.00%	57.68
160610xx01xxxx	四肢筋腱損傷-靱帯断裂形成手術等-処置1:0-処置2:0-副病:0	45	23.53	17.74	82.22%	63.33

股関節・大腿近位の骨折に対する人工骨頭挿入術の症例が最も多くなっております。この症例を含む複数症例に対して平成２９年１１月に近隣医療機関の協力のもと地域連携パスを作成し、当院では手術、近隣医療機関ではリハビリを行うように機能分化も図っています。また肩と脊椎の症例に対しても治療を積極的に行っております。

形成外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
020230xx97x0xx	眼瞼下垂-手術あり-処置1:0-処置2:なし-副病:0	52	6.75	3.10	0.00%	73.75
080007xx97xxxx	皮膚の良性新生物-その他の手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0	29	4.66	5.94	0.00%	57.38
080007xx010xxx	皮膚の良性新生物-皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等-処置1:なし-処置2:0-副病:0	18	4.11	4.01	0.00%	39.94
020320xx97xxxx	眼瞼、涙器、眼窩の疾患-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0	17	3.00	3.27	0.00%	61.59
140210xx02xxxx	先天性耳瘻孔、副耳-副耳（介）切除術-処置1:0-処置2:0-副病:0	-	-	3.03	-	-

眼瞼下垂の在院日数は全国平均より3日ほど長くなっています。当院ではこの症例に対してほぼ全てクリニカルパスを適用していますが、過去の統計（手術日から抜糸までの日数を年齢別で集計）からパスを作成した結果、全国平均よりも長い日数が妥当であった為、現在の在院日数に至ります。

産婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
120060xx02xxxx	子宮の良性腫瘍-腹腔鏡下腟式子宮全摘術等-処置1:0-処置2:0-副病:0	100	7.08	6.09	0.00%	43.45
12002xxx02x0xx	子宮頸・体部の悪性腫瘍-子宮頸部（腟部）切除術等-処置1:0-処置2:なし-副病:0	75	3.01	3.13	0.00%	40.81
120170xx99x0xx	早産、切迫早産-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:0	73	19.36	19.06	2.74%	30.99
12002xxx99x40x	子宮頸・体部の悪性腫瘍-手術なし-処置1:0-処置2:４あり-副病:なし	66	5.33	4.58	0.00%	57.71
120010xx99x70x	卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍-手術なし-処置1:0-処置2:７あり-副病:なし	44	4.91	4.27	0.00%	62.16

最も多いのが子宮の良性腫瘍の症例で、開腹のない腹腔鏡や子宮鏡を用いた内視鏡手術を行います。次が子宮頸癌・子宮体癌に対する化学療法を実施した症例となっております。どちらも平均在院日数は全国平均並みとなっています。また、当院は道北圏の総合周産期母子医療センターとして、早産、切迫早産、ハイリスク妊娠・分娩にも対応しています。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
020110xx97xxx1	白内障、水晶体の疾患-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-両眼	132	5.51	5.09	0.00%	77.66
020110xx97xxx0	白内障、水晶体の疾患-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0-片眼	42	4.33	2.78	0.00%	73.57
020250xx97xxxx	結膜の障害-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0	-	-	3.08	-	-
020280xx99xxxx	角膜の障害-手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0	-	-	15.30	-	-
020400xx97xxxx	眼、付属器の障害-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0	-	-	8.36	-	-

平成30年度の診療報酬でＤＰＣ対象に含まれた白内障に対する手術症例（片眼）が最も多い症例となっております。当院では白内障の症例に対して片眼・両眼共にクリニカルパスをほとんどの症例に適用しています。在院日数は全国平均に対して長くなっていますが、遠方から来院される患者さんに対して、出来る限り一度の入院で済むように入院期間の調整等を行った結果、現在の在院日数に至ります。

耳鼻咽喉科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
030350xxxxxxxx	慢性副鼻腔炎-処置1:0-処置2:0-副病:0	46	7.89	6.80	0.00%	59.33
030240xx99xxxx	扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎-手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0	44	5.21	5.45	2.27%	47.52
030230xxxxxxxx	扁桃、アデノイドの慢性疾患-処置1:0-処置2:0-副病:0	38	8.58	7.80	0.00%	25.42
030390xx99xxxx	顔面神経障害-手術なし-処置1:0-処置2:0-副病:0	32	9.38	9.13	0.00%	58.00
030150xx97xxxx	耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍-手術あり-処置1:0-処置2:0-副病:0	27	8.74	7.24	0.00%	60.67

耳鼻咽喉科は代表的な症例が多く、扁桃周囲腫瘍、滲出性中耳炎、突発性難聴等上位3症例の在院日数は全国平均並みですが、慢性副鼻腔炎の在院日数は全国平均よりも少し長くなっております。DPCコード030430xx97xxxxの滲出性中耳炎の症例は全症例小児に対してチュービングによる治療を行っております。

皮膚科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
080020xxxxxxxx	帯状疱疹-処置1:0-処置2:0-副病:0	20	9.00	9.00	0.00%	68.75
080010xxxx0xxx	膿皮症-処置1:なし-処置2:0-副病:0	18	16.22	12.55	5.56%	68.33
070560xx99x00x	重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患-手術なし-処置1:0-処置2:なし-副病:なし	17	12.41	15.48	0.00%	62.41
080007xx010xxx	皮膚の良性新生物-皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等-処置1:なし-処置2:0-副病:0	-	-	-	-	-
080080xxxxxxxx	痒疹、蕁麻疹-処置1:0-処置2:0-副病:0	-	-	-	-	-

帯状疱疹の症例が最も多くなっています。当院ではこの疾患に対してクリニカルパス（入院期間8日）を適用しており、在院日数は全国平均より少し短くなっています。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110080xx991x0x	前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり-処置2:0-副病:なし	141	3.17	2.49	0.00%	67.78
110070xx0200xx	膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術-処置1:なし-処置2:なし-副病:0	83	7.61	7.07	0.00%	73.55
110080xx01xxxx	前立腺の悪性腫瘍-前立腺悪性腫瘍手術等-処置1:0-処置2:0-副病:0	73	14.45	12.18	0.00%	69.89
110200xx02xxxx	前立腺肥大症等-経尿道的前立腺手術等-処置1:0-処置2:0-副病:0	70	7.87	8.52	1.43%	73.99
11012xxx020x0x	上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-処置1:なし-処置2:0-副病:なし	40	6.15	5.61	0.00%	64.98

前立腺の悪性腫瘍に対する手術症例が最も多い症例となっております。平成28年度から導入している内視鏡手術ロボット（ダヴィンチ）による手術を実施しており、従来の全摘手術に比べ傷口が小さく、患者さんの体の負担が軽減されるメリットがあります。またDPCコード110200xx02xxxxの前立腺肥大症の症例では最新の接触式レーザー前立腺蒸散術を導入し実施しております。

呼吸器外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040xx97x0xx	肺の悪性腫瘍-手術あり-処置2:なし	-	-	11.87	-	-
040040xx9905xx	肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:５あり	-	-	19.34	-	-
040200xx99x00x	気胸-手術なし-処置2:なし-副病:なし	-	-	8.98	-	-
010010xx99030x	脳腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:３あり-副病:なし	-	-	16.98	-	-
040040xx9900xx	肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:なし	-	-	14.58	-	-

呼吸器外科での症例に対する患者数はいずれも１０人に満たないため非公表とします。肺の悪性腫瘍に対する手術症例は、呼吸器内科や放射線科の医師と連携して治療にあたっており、平均在院日数は全国平均よりも短くなっています。また肺悪性腫瘍の症例に対して抗癌剤を用いた化学療法も行っています（表2行目）。気胸の症例に対しては内視鏡（胸腔鏡）での手術が多くを占めております。現在は診療体制の変更に伴い入院病床については休床しております。

血液腫瘍内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
130030xx99x40x	非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置2:4あり-副病:なし	55	13.09	15.0	0.00%	70.41
130060xx99x4xx	骨髄異形成症候群-手術なし-処置2:4あり	29	9.00	9.00	0.00%	68.16
130060xx97x40x	骨髄異形成症候群-手術なし-処置2:4あり-副病:なし	18	24.40	19.0	0.00%	71.50
130030xx97x40x	非ホジキンリンパ腫-手術あり-処置2:4あり-副病:なし	15	59.26	31.0	0.00%	66.66
130040xx99x5xx	多発性骨髄腫,免疫系悪性新生物-手術なし-処置2:5あり	11	31.72	21.0	0.00%	73.88

　症例数が最も多いのは非ホジキンリンパ腫に対する化学療法を実施した症例です。血液がんのひとつであり、病理検査でホジキン細胞等の特徴的な細胞が見られるものをホジキンリンパ腫、それ以外が非ホジキンリンパ腫とされます。次に多い骨髄異形成症候群は造血幹細胞の異常により白血球減少、貧血、血小板減少等の症状が起こる疾病で、化学療法での治療を行っています。

代謝内分泌内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
100070xx99x000	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。）-手術なし-処置2:なし-副病:なし-85歳未満	42	12.60	10.0	0.00%	63.38
100070xx99x100	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。）-手術なし-処置2:1あり-副病:なし-85歳未満	37	19.70	14.0	0.00%	65.04
070560xx99x00x	重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患-手術なし-処置2:なし-副病:なし	22	20.54	15.0	0.00%	68.00
100070xx99x010	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。）-手術なし-処置2:なし-副病:あり-85歳未満	17	13.00	10.0	0.00%	58.68
100070xx99x110	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。）-手術なし-処置2:１あり-副病:あり-85歳未満	14	22.07	13.90	0.00%	63.91

　症例の多くは糖尿病の教育入院です。当院では、外来患者も含めると年間約2,000名となる糖尿病患者を管理しており、2型糖尿病の重症化を予防する為、栄養指導も積極的に取り入れています。また、一般の方も参加できる糖尿病教室を毎週2~3回開催し、多くの方に糖尿病について知っていただけるよう取り組んでいます。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	70	23	41	90	30	24	1	8
大腸癌	49	62	96	99	-	38	2	9
乳癌	32	42	-	-	-	27	1	8
肺癌	32	17	80	142	12	82	1	8
肝癌	-	24	-	27	-	35	2	6

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	12	9.42	52.50
中等症	77	14.82	75.83
重症	22	19.91	83.55
超重症	-	-	-
不明	-	-	-

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-

消化器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	315	1.12	2.01	0.00%	64.78
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	295	1.31	10.02	6.78%	78.85
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	64	9.42	18.47	1.56%	70.25
K7212	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ以上）	50	1.44	2.48	0.00%	65.32
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層）	48	1.90	7.96	0.00%	74.83

胆道疾患や膵臓疾患に対して内視鏡的胆道ステント留置術の症例数が多くなっています。また、大腸ポリープや大腸腫瘍に対する内視的結腸ポリープ・粘膜切除術も多数実施しております。内視鏡を用いての手術は術後の患者さんへの負担を軽減する目的で積極的に行っております。

循環器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他）	178	2.78	3.20	0.00%	71.30
K5972	ペースメーカー移植術（経静脈電極）	37	3.68	11.30	2.70%	78.16
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	34	2.21	3.65	0.00%	74.56
K597-2	ペースメーカー交換術	27	3.96	9.11	3.70%	84.74
K5492	経皮的冠動脈ステント留置術（不安定狭心症）	26	0.08	18.81	0.00%	70.35

狭心症や心筋梗塞などに対する経皮的冠動脈ステント留置術が多くなっています。これは狭くなった冠動脈を血管の内側からバルーンを用いて拡げ、ステントを留置することで血管が狭くならないようにする低侵襲的な治療法で、経皮的冠動脈インターペンション（ＰＣＩ）とも呼ばれています。また、不整脈に対するペースメーカー移植術も積極的におこなっています。

小児科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K9131	新生児仮死蘇生術（仮死第１度）	12	0.00	30.83	0.00%	0.00
K9132	新生児仮死蘇生術（仮死第２度）	-	-	-	-	-
K7151	腸重積症整復術（非観血的）	-	-	-	-	-
K384-2	深頸部膿瘍切開術	-	-	-	-	-
K2762	網膜光凝固術（その他特殊）	-	-	-	-	-

小児科で最も多い手術は、出生時に呼吸循環不全のある新生児への心肺蘇生術です。仮死第1度は軽度仮死、仮死第2度は重度仮死に相当します。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	85	1.08	3.92	0.00%	59.15
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	74	5.24	12.19	0.00%	70.76
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	73	1.04	1.16	0.00%	67.30
K6335	鼠径ヘルニア手術	62	1.50	1.61	0.00%	75.19
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）	49	0.90	3.41	0.00%	43.04

最も多いのは腹腔鏡下胆嚢摘出術でこの手術は胆石症に対して行われることが多い手術となっており、腹腔鏡下での実施を積極的に行っています。また鼠径ヘルニア手術も次いで多い症例となっています。成人の場合治療には手術が必要ですが、当院では2泊3日の短期治療を実施しております。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K080-41	関節鏡下肩腱板断裂手術（簡単）	84	1.96	20.62	84.52%	65.04
K0461	骨折観血的手術（大腿） etc.	56	4.07	24.57	62.50%	78.41
K0821	人工関節置換術（肩） etc.	44	3.80	24.46	11.36%	74.16
K0811	人工骨頭挿入術（股）	43	5.74	15.61	86.05%	82.65
K0732	関節内骨折観血的手術（手） etc.	39	2.39	7.08	5.13%	63.33

関節鏡下肩腱板断裂手術が最も多い症例となっており、次いで骨折観血的手術が上位の症例となっております。当院ではこれらの症例とその他にも人工骨頭置換術に対しての地域連携クリニカルパスを運用しており、術後2週間で状態が安定した後に連携先の回復期病院へ転院し、リハビリを受けていただく流れとなっております。

形成外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2191	眼瞼下垂症手術（眼瞼挙筋前転法）	41	1.00	4.63	0.00%	73.29
K0301	四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術（躯幹） etc.	30	1.13	2.50	0.00%	56.20
K2172	眼瞼内反症手術（皮膚切開法）	17	1.00	1.00	0.00%	61.59
K2193	眼瞼下垂症手術（その他）	11	1.00	5.18	0.00%	75.45
K0053	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径４ｃｍ以上）	10	1.10	2.60	0.00%	55.80

当院の眼瞼下垂症手術は、ほぼ全てクリニカルパスを適用していますが、過去の統計（手術日から抜糸までの日数を年齢別で集計）からパスを作成した結果、全国平均よりも長い日数が妥当であった為、術後日数が全国平均より長くなっています。

産婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K877-2	腹腔鏡下腟式子宮全摘術	104	1.01	5.51	0.00%	46.85
K867	子宮頸部（腟部）切除術	72	1.00	1.01	0.00%	41.15
K8882	子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡）	70	0.96	5.29	0.00%	43.34
K877	子宮全摘術	44	1.50	6.93	0.00%	55.50
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	28	1.04	10.14	0.00%	60.93

腹腔鏡下膣式子宮全摘術や子宮付属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡）が多く、患者さんへの術後負担を軽減する目的で開腹を行わない「低侵襲手術」を積極的に実施しております。

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入）（その他）	174	1.17	3.05	0.00%	76.67
K224	翼状片手術（弁の移植を要する）	-	-	-	-	-
K274	前房、虹彩内異物除去術	-	-	-	-	-
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眼科は白内障の手術症例が最も多く、当院ではクリニカルパスを用いて片眼3泊4日で行っています。

耳鼻咽喉科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K3772	口蓋扁桃手術（摘出）	51	1.73	5.96	0.00%	19.24
K340-5	内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術）	40	1.98	4.98	0.00%	59.68
K309	鼓膜（排液、換気）チューブ挿入術	20	1.10	0.00	0.00%	3.15
K347	鼻中隔矯正術	19	2.00	4.84	0.00%	49.84
K4571	耳下腺腫瘍摘出術（耳下腺浅葉摘出術）	14	1.86	7.43	0.00%	59.36

一番多い口蓋扁桃手術は、いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療、病巣感染症の治療の目的でおこなっています。次に多い鼓膜チューブ挿入術は比較的安全で鼓膜をわずかに切開して片耳または両耳に鼓膜チューブを入れる手術で、反復性中耳炎などの治療目的で行う手術となっています。

皮膚科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0052	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ以上４ｃｍ未満）	-	-	-	-	-
K0053	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径４ｃｍ以上）	-	-	-	-	-
K0051	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径２ｃｍ未満）	-	-	-	-	-
K0061	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ未満）	-	-	-	-	-
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皮膚科での手術をおこなった患者数はいずれも１０人に満たないため非公表とします。皮膚、皮下腫瘍手術が最も多いですが、これは脂肪腫・粉瘤・母斑・脂漏性角化症など良性の腫瘍を摘出するものです。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K8036ｲ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用）	83	1.41	5.13	0.00%	73.55
K843-4	腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いる）	74	1.32	12.65	0.00%	69.81
K841-22	経尿道的レーザー前立腺切除術（その他）	62	1.69	4.76	0.00%	73.98
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	51	2.35	3.73	3.92%	68.84
K7811	経尿道的尿路結石除去術（レーザー）	39	2.49	2.49	0.00%	65.72

膀胱癌に対する経尿道的手術が最も多く、開腹せずに手術用内視鏡を用いてこれらの膀胱腫瘍を切除する治療です。次いで多いのは平成30年8月から実施している経尿道的レーザー前立腺切除術（その他）で、これは前立腺肥大症に対してレーザー光を利用して行われる術式となっており、出血や痛みが少なく患者さんへの負担が減少します。また、腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いる）は、平成28年度から導入している内視鏡的手術支援ロボット（ダヴィンチ）による手術になります。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	14	0.13%
180010	敗血症	同一	-	-
180010	敗血症	異なる	13	0.12%
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	42	0.39%
180040	手術・処置等の合併症	異なる	-	-

令和元年度 旭川厚生 病院指標

令和元年度旭川厚生病院指標