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専門用語の解説

1)慢性肝炎
 肝炎とは、なんらかの原因で肝臓に炎症が起こり、発熱、黄疸、全身倦怠感などの症状を来たす疾患の総称です。肝炎の原因はさまざまであり、ウイルス、アルコール、薬物、自己免疫性などがあります。日本では肝炎ウイルスによる肝炎(B型あるいはC型)が80%をしめています。肝炎が6ヵ月以上にわたり持続する状態を、慢性肝炎と呼びます。急性肝炎の場合は有症状で病院を受診することが多いのですが、慢性肝炎では大部分が無症状です。
2)C型肝炎ウイルス
 1989年にアメリカで血液中のウイルス遺伝子から発見され、C型肝炎ウイルスと命名されました。それまで非A非B型肝炎と呼ばれていた慢性肝疾患の大部分がC型肝炎であることが判りました。
3)肝硬変
 肝臓の細胞が、炎症による破壊、再生を繰り返し、徐々に線維化が進み、肝臓が凸凹になった状態。文字通り肝臓は硬くなり、さらに病態が進行すると肝臓が萎縮してきます。初期の肝硬変で、肝臓の働きが良く、自覚症状もほとんどない状態の肝硬変を、代償性肝硬変といいます。この段階では、正常に働ける肝細胞が肝臓機能を保とうと働いてくれますので、特に症状も出ないという特徴があります。代償性肝硬変が進行し、肝臓の代償能力を超える、つまり、正常に働ける肝細胞が残り少なくなり正常な機能を保てない状態になると、全身倦怠感、黄疸、腹壁静脈の怒張や食道静脈瘤、腹水、むくみなどの症状がでてきます。 この段階を非代償性肝硬変といいます。
4)肝臓癌
 大部分が慢性の肝臓病を基礎に持って発症し、健康な人に比較してB型肝炎ウイルスキャリアでは約100倍、C型肝炎ウイルスキャリアでは約500倍発症します。
5)AST(GOT)、ALT(GPT)
 体の細胞に含まれている代謝酵素ですが、とくに肝細胞に多く含まれています。肝炎で肝細胞が壊れると、これらの酵素が血液の中に流れ出して、血液検査では異常高値となります。肝細胞の破壊の程度とAST、ALTの値は相関すると考えられます。
6)血小板
 血小板は血液の中で一番小さい球状の細胞で、血管の傷をふさぎ、出血を止める役割があります。肝炎が進行し肝臓が硬くなっていくと、血液中の血小板の数が少なくなります。C型肝炎では血小板の数と肝炎の進行状態が平行することが判っています。
7)HCV RNA
 血液中のC型肝炎ウイルスの遺伝子で、PCRと呼ばれる核酸を増幅する方法で測定します。血液中にHCV RNAが陽性であれば、C型肝炎ウイルスの感染が持続していることになります。HCV RNA量は血液1ml中のウイルスの量(1国際単位:IU)で表示します。例えば4logIU/mlであれば血液1ml中のウイルスの量は1万IUになります。ウイルスの量が少なくなると量を測ることはできなくなり、定性反応(+プラスか-マイナス)で判定します。
8)C型肝炎ウイルスの遺伝子変異
 C型肝炎ウイルスはRNAウイルスであり、ウイルスの複製過程で複製のエラーが起こりやすく、このため遺伝子変異が高頻度にみられます。ある特定の部位(コア、NS5Aなど)に変異が起こると、インターフェロンが効き易くなったり、効きにくくなったりします。
9)肝生検
肝生検
 肝臓に針(生検針)を刺して肝臓の一部を検査のために採取します。通常は安全に行うため、入院をしてえ施行します。ウイルス性肝炎では、肝炎の活動性の程度(軽度・中等度・重度)、線維化の程度(軽度・中等度・重度・肝硬変)を評価します。
10)DNAの塩基配列
 ヒトの遺伝子の基となるDNAは、糖とリン酸と1塩基からなるヌクレオチドが連なって構成されています。塩基は、アデニン(A)、グアニン(G)、チミン(T)、シトシン(C)の4種類があり、これらの塩基の配列で遺伝子が構成されています。1つの塩基が変わると、遺伝情報も変化することになります。
11)副作用
 治療を行う際の、病気の治療に役立たない作用(side effect)、あるいは有害な反応(adverse reaction)のことを、広く「副作用」と呼んでいます。
12)C型肝炎ウイルスの完全駆除の判定
HCV RNA陰性化の意味
 最も鋭敏な測定法(PCR法)を用いても、完全に体内(血液中や肝臓内)にウイルスが存在しないことは確認できないので、治療終了後6ヵ月間、PCR法にて血中HCV RNAが陰性を持続した場合に、著効(ウイルスの完全駆除)と判定しています。

肝臓教室のお知らせ

 当科では毎月1回テーマを決め、肝臓教室を行っています。肝臓教室はどなたでも参加できる肝臓の講演会です。肝臓教室では常に皆様に肝臓の病気に関する最新の情報をご提供しています。肝臓教室のご案内は院内での掲示の他、当ホームペ-ジでも行っております。
多数の皆様のご参加をお待ちしております。

最終更新日:2016年01月05日

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