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目標

行動目標

   別表に掲げた行動目標は、医師として修得すべき必須の目標です。その多くは当院での研修で可能ですが、すべてを完全に修得することは難しいと考えられます。そこで行動目標については、定期的な自己評価を行いながら、日々の研修を通じて着実にレベルアップを図って下さい。指導医や先輩の助言・指導には素直に耳を傾け、自分に不足している部分については進んで研鑽して下さい。院内で開催される院内感染・医療安全などに関する講習会には積極的に参加し、外部で開催される各種の研修会や学術集会にも可能な限り参加して、自己の医療水準の向上に努めて下さい。
    初期研修期間には、技術の修得に目が奪われがちになりやすいが、1例1例の患者のQOLを考慮し、かつEBMによる情報収集から最善の医療を考え、総合的な診療計画を考えて下さい。また医療費や公費負担、医療保険の問題にも関心を持って下さい。

経験目標

A. 経験すべき診察法・検査・手技(研修医自己評価表 II A)

   表に掲げた項目は、当院での研修でほぼ全てが経験可能です。しかし、すべての項目を短期間で経験しようとするのではなく、その意義を十分理解し、一歩一歩着実に経験していくことが重要です。また、ともすると経験することだけが目標となりがちですが、一度経験したら終わりではなく、経験を積み重ねることによって、スキルアップを図ることを目標として下さい。これらの経験すべき診察法・検査・手技については、定期的な自己評価を行うとともに、逐次、指導医の評価を受けましょう。


B. 経験すべき症状・病態・疾患(研修医自己評価表 II B)

   表に掲げた項目は、ほぼ全てが経験可能です。当院は地域で唯一の基幹病院であり、様々な病態の患者が受診しますので、多くの経験を積むことができます。ただし、経験するだけではなく、症状や病態から、どの様な疾患を考え、どの様な診察・検査により診断するかが重要です。必須項目としている症状については、指導医とともに診療にあたり、その症状から診断・治療の過程を経験し、レポートを提出することが必要です。
   また、疾患項目のうち、70%以上を経験することが目標とされています。特に「ⅡB-3.経験が求められる疾患・病体」については、指導医とともに入院患者を受け持ち、診断・検査・治療にあたり、その経過についてレポートを提出しなければなりません。

最終更新日:2012年08月28日