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手外科センターを開設しました

本宮先生
 手指に関して障害を呈する疾患は、腱鞘炎から手指切断外傷など、様々な疾患が存在します。手指の解剖は非常に繊細で、手指疾患の治療においては知覚・運動・整容の全てに注意を払って治療を行う必要があります。手指疾患に対して適切な治療がなされない場合、不可逆的かつ重度の機能障害が遺残します。また、手指切断や軟部欠損を伴う重度四肢外傷では、一般的な整形外科の知識や技術に加え、再接着や皮弁治療など整形外科の中でも特殊な知識と技術が必要とされます。
日本手外科学会では手外科分野において専門的な知識と技術を有して治療を行える医師を「手外科専門医」と認定(全国で896名)しており、手外科専門医を有し手外科専門医を育てるための教育機関として当院は「手外科基幹研修病院」に認定(全国で436施設)されております。
手外科領域における治療水準の向上ならびに研究と教育の充実を目指して、帯広厚生病院整形外科内に「手外科センター」を開設いたしました。手指の痛みや変形があっても、ひどい外傷だから、高齢だから、リウマチだから仕方ない、と諦めてしまっている方、一度外来にいらしてください。北海道大学整形外科と緊密な連携の下、長年培ってきた手外科の技術を駆使して治療に当たります。当手外科センターでは、上肢に関連したすべての疾患を対象としております。

手指一般外傷(骨折・脱臼・腱損傷)、切断指、四肢神経損傷、リウマチ手指変形、
難治性偽関節、四肢軟部欠損、関節拘縮、など。


整形外科 手外科センター         
センター長(北大整形客員臨床講師)  本宮真    
リハビリテーション科主任部長    渡辺直也

医学生・臨床研修医・手外科志望の先生へ

北海道内屈指の地域中核病院で、手外科治療に没頭してみませんか?
帯広市は農林業や製造・加工業などが盛んな十勝地方に位置し、時折手指切断をはじめとした重篤な労働災害が発生します。当院は管内唯一の3次救命センターを有しており、地域内の重度四肢外傷患者のほぼ100%が搬送されてきます。切断指再接着や重度軟部損傷に対する遊離組織再建などの治療を通して、一緒に手外科の知識と技術を研鑚していく先生を募集しています。また、臨床だけでなく、日常臨床から得られた知見を各学会や国内外の雑誌へ積極的に発表していく予定です。

研修年数:原則2年(延長や短縮も可)
研修目標:一般的な手外科手技の修得
マイクロを用いた血管神経縫合手技の修得
学会・論文発表
*北大整形外科との連携により、基礎および臨床研究の実施と学位取得も可能

問合せ:帯広厚生病院 臨床研修センター 
e-mail: obihiro.kousei.rinsho@ja-hokkaidoukouseiren.or.jp
tel:0155-24-4161    fax:0155-25-7851

実績

<平成29年度>
手外科関連手術件数:約600件
切断指:16件(20指)
遊離皮弁:14件(前外側大腿皮弁14件、尺骨動脈背側枝皮弁2件、趾組織移植2件 他)
手関節鏡:6件

<平成28年度>
手外科関連手術件数:約600件

 切断指:19件(22指)

 遊離皮弁:19件(前外側大腿皮弁9件、広背筋皮弁2件、血管柄付き腓骨2件

学会発表

<平成28年度>
第60回日本手外科学会 2017/4/28 名古屋
農林産業地帯の労働災害外傷治療における手外科医の重要性 
本宮真、渡辺直也、岩崎倫政

掌側ロッキングプレートに創外固定を併用した高エネルギー軸圧型typeC3型橈骨遠位端骨折の治療成績
渡辺直也、本宮真、岩崎倫政


第90回日本整形外科学会 2017/5/21 仙台
農林産業地帯の地域中核病院における労働災害に伴う重度外傷例の検討
本宮真、渡辺直也、紺野拓也、安井啓悟、岩崎倫政


第133回北海道整形災害外科学会(夏) 2017/6/9 札幌
高度挫滅・汚染・感染を伴う四肢軟部欠損創に対する軟部再建の治療成績
本宮真、渡辺直也、紺野拓也、安井啓悟

橈骨遠位端骨折掌側プレート固定術時のFCR欠損例 〜Trans-FCRアプローチのpitfall〜
吉田朋世、紺野拓也、安井啓悟、本宮真、渡辺直也

当院における脛骨遠位部骨折の治療成績
宮崎拓自、本宮真、渡辺直也、紺野拓也、安井啓悟

強い炎症症状を呈した色鉛筆による手掌内異物の1例
渡辺直也、本宮真、袖山洋平、横田隼一、甲斐原拓真、紺野拓也、安井啓悟


第29回道東リウマチ・膠原病談話会 2017/7/15 帯広
手関節リウマチに対して新規人工手関節置換術を行った1症例
~道東における上肢リウマチ手指変形治療の普及を目指して②~
本宮真、渡辺直也、紺野拓也、安井啓悟、深谷進司


第4回北海道ハンドセラピィ研究会 2017/6/24 札幌
イリザロフミニ創外固定器を用いて治療を行った2症例の検討
大本慎也、小石永、吉田紗希、岩渕達也、本宮真、渡辺直也、安井啓悟


第57回道東渓和会 2017/8/5 釧路
TEA再置換術における尺骨偽関節の1例
本宮真、渡辺直也、甲斐原拓真、袖山洋平、横田隼一、紺野拓也、安井啓悟


第136回北海道外傷研究会 2017/8/26 札幌
橈骨遠位端骨折に合併した高度不安定性を伴う舟状月状骨間解離の1例
本宮真、渡辺直也、安井啓悟


第66回日本農村医学会 2017/10/5 沖縄
農林産業地帯の地域中核病院における労働災害外傷治療症例の検討
本宮真、渡辺直也、紺野拓也、安井啓悟

ハンドセラピィ患者における肩障害の愁訴に関する検討
大本慎也、本宮真、川井康右、小石永、渡辺直也、安井啓悟、岩渕達也


北海道上肢疾患セミナー2017 2017/10/21 札幌
屈曲拘縮を呈したリウマチ(RA)手指変形に対して人工指関節置換術を行い成績不良であった1例
本宮真、渡辺直也


第44回日本マイクロサージャリー学会 2017/12/8 宮崎
高度挫滅・汚染・感染を伴う四肢軟部欠損創に対する軟部再建の治療成績
本宮真、渡辺直也、岩崎倫政

神経移植が困難な母指指神経損傷に対して背側指神経を用いて知覚再建を行った1例
渡辺直也、本宮真、岩崎倫政


第134回 北海道整形災害外科学会 (冬) 2018/2/3 札幌
手外科リハビリ期間中に生じた合併症の検討~作業療法士への手外科教育の重要性~
本宮真、渡辺直也、山本和洋、川井康右、大本慎也、小石永、紺野拓也、安井啓悟

手根骨高度掌側脱臼を伴う手関節リウマチ症例に対して人工関節置換術を施行した1例
袖山洋平、本宮真、渡辺直也、紺野拓也、河村太介、松井雄一郎、岩崎倫政、安井啓悟

手外科リハビリ期間中に生じた合併症の検討~作業療法士における手外科関連合併症の認識度調査~
山本和洋、本宮真、渡辺直也、川井康右、大本慎也、小石永、安井啓悟、岩渕達也

診断に苦慮した尖鋭な骨性隆起・遊離体を伴った有鉤骨骨軟骨腫の1例
坂崎太紀、本宮真、渡辺直也、袖山洋平、横田隼一、甲斐原拓真、紺野拓也、安井啓悟


第137回 北海道外傷研究会 2018/2/24 札幌
上腕骨遠位端Coronal shear fractureの治療経験~反省すべきDubberley type 2B症例の検討~
本宮真、渡辺直也、安井啓悟


<平成27年度>
第130回北海道整形災害外科学会(冬) 2016/2/6 旭川
手関節リウマチLarsen grade IV/Vに対する新規人工手関節の臨床治験
本宮真、岩崎倫政、近藤真、石川淳一、三浪明男

固有示指伸筋腱の破格により、長母指伸筋腱断裂の手術時に移行腱を間違え再断裂を生じた1例
松前元 本宮真 紺野拓也 宮崎拓自 小林英之 鈴木智亮 松居祐樹 安井啓悟

橈骨矯正骨切り術時に破格筋Flexor Carpi Radialis Brevisを認めた1例
小林英之、本宮真、紺野拓也、宮崎拓自、松居祐樹、松前元、鈴木智亮、安井啓悟


第133回北海道外傷研究会 2016/2/27 札幌 <学会長>
治療に難渋した肘Terrible Triad損傷を合併したEssex-Lopresti Lesionの1例
本宮真

外傷性PIP関節拘縮に対し創外固定器による伸延関節授動を行った1例
渡辺直也、本宮真

第89回日本整形外科学会 2016/5/15 横浜
手関節リウマチLarsen grade IV/Vに対する新規人工手関節の臨床治験
本宮真、岩崎倫政、近藤真、石川淳一、三浪明男

第131回北海道整形災害外科学会(夏) 2016/6/4 函館
上腕二頭筋橈骨滑液包炎に合併した遠位上腕二頭筋腱部分断裂の2例
本宮真、渡辺直也、宮崎拓自、紺野拓也、安井啓悟

上腕骨近位骨委縮型偽関節に対し血管柄付き肩甲骨移植を行い骨癒合が得られた1例
松前元 本宮真 紺野拓也 宮崎拓自 小林英之 鈴木智亮 松居祐樹 安井啓悟

筋皮・正中・橈骨神経麻痺に対して尺骨神経とその支配筋で複合機能再建を行った1例
渡辺直也 本宮真 安井啓悟 河村太介 船越忠直 岩崎倫政

第28回道東リウマチ・膠原病談話会 2016/7/2 帯広
上肢リウマチ変形の手術患者の検討~道東における上肢リウマチ変形治療の普及を目指して~
本宮真、渡辺直也、紺野拓也、安井啓悟、河村太介

第3回北海道手外科ハンドセラピィー研究会 2016/7/9 札幌
重度手部開放骨折の1症例
吉田紗希(医療技術部 作業療法技術科) 岩渕達也 本宮真 渡辺直也 安井啓悟

道東渓和会 2016/7/30 釧路
ジャンケンでパーに勝てない1症例
細川吉暁、本宮真、渡辺直也、紺野拓也、宮崎拓自、吉田朋世、安井啓悟

第43回日本マイクロサージャリー学会 2016/11/17 広島
下腿外傷後軟部欠損創に対する後脛骨動脈穿通枝皮弁の治療経験
本宮真、渡辺直也、船越忠直、岩崎倫政 

上腕高度挫滅感染創に対して有茎広背筋移行による軟部再建と肘屈曲再建を同時に行った1例
鈴木智亮、河村太介、本宮真、渡辺直也、岩崎倫政

上腕骨近位骨委縮型偽関節に対しdouble barrel型血管柄付き肩甲骨移植を施行した1例
松前元、本宮真、渡辺直也、船越忠直、岩崎倫政

筋皮・正中・橈骨神経麻痺に対して尺骨神経とその支配筋で複合機能再建を行った1例
渡辺直也、本宮真、岩崎倫政

第132回北海道整形災害外科学会(冬) 2017/1/28 札幌
下腿外傷後軟部欠損創に対する後脛骨動脈穿通枝皮弁の治療経験
本宮真、渡辺直也、宮崎拓自、紺野拓也、安井啓悟

掌側ロッキングプレートに創外固定を併用した高エネルギー軸圧型typeC3型橈骨遠位端骨折の治療成績
渡辺直也、本宮真、宮崎拓自、紺野拓也、安井啓悟

チョキができないことから診断に至った手指伸筋腱断裂の一例
細川吉暁、本宮真、渡辺直也、紺野拓也、宮崎拓自、吉田朋世、安井啓悟

論文発表

Absence of flexor carpi radialis identified during volar approach for fixation of distal radius fracture: a case report.
Irie T, Motomiya M, Iwasaki N.
BMC Res Notes. 2018 Apr 11;11(1):240. doi: 10.1186/s13104-018-3348-z.

Failed Reconstruction of the Extensor Pollicis Longus in a Patient with a Major Variation of the Extensor Indicis Proprius Tendon: A Case Report.
Matsumae G, Motomiya M, Iwasaki N.
J Hand Surg Asian Pac Vol. 2018 Mar;23(1):132-136. doi: 10.1142/S2424835518720062.

Blood Flow Changes in Subsynovial Connective Tissue on Contrast-Enhanced Ultrasonography in Patients With Carpal Tunnel Syndrome Before and After Surgical Decompression.
Motomiya M, Funakoshi T, Ishizaka K, Nishida M, Matsui Y, Iwasaki N.
J Ultrasound Med. 2017 Nov 24. doi: 10.1002/jum.14500. [Epub ahead of print]

"Half-folded" pedicled scapular bone flap for nonunion after humeral neck fracture: A case report.
Matsumae G, Motomiya M, Watanabe N, Iwasaki N.
Microsurgery. 2017 Sep;37(6):689-693. doi: 10.1002/micr.30175. Epub 2017 Mar 28.

掌側ロッキングプレートに創外固定を併用した高エネルギー軸圧型typeC3型橈骨遠位端骨折の治療成績
渡辺直也、本宮真、岩崎倫政
日本手外科学会誌 in press

橈骨矯正骨切り術に破格筋Flexor Carpi Radialis Brevisを認めた1例
小林英之、本宮真、紺野拓也、宮崎拓自、松居祐樹、松前元、鈴木智亮、安井啓悟
北海道整形災害外科学会誌 in press

橈骨遠位端骨折に合併した高度不安定性を伴う舟状月状骨間解離の1例
本宮真、渡辺直也、安井啓悟
北海道外傷研究会誌 in press

農林産業地帯の地域中核病院における労働災害外傷治療症例の検討.
本宮真、渡辺直也、紺野拓也、安井啓悟
日本農村医学会誌 in press

外傷後の下腿軟部組織欠損創に対する後脛骨動脈穿通枝プロペラ皮弁の治療経験(原著論文)
Author:本宮 真(JA北海道厚生連帯広厚生病院 整形外科), 渡辺 直也, 岩崎 倫政
Source: 日本マイクロサージャリー学会会誌 (0916-4936)30巻1号 Page20-26(2017.03)

治療に難渋した肘Terrible Triad損傷を合併したEssex-Lopresti Lesionの1例(原著論文/症例報告)
Author:本宮 真(JA北海道厚生連帯広厚生病院), 渡辺 直也, 安井 啓悟, 岩崎 倫政
Source: 北海道整形外科外傷研究会会誌 (0914-6083)33巻 Page23-27(2017.03) 

外傷性PIP関節拘縮に対し創外固定器による伸延関節授動を行った1例(原著論文/症例報告)
Author:渡辺 直也(JA北海道厚生連帯広厚生病院), 本宮 真, 安井 啓悟
Source: 北海道整形外科外傷研究会会誌 (0914-6083)33巻 Page29-32(2017.03)

脛骨開放Pilon骨折術後、感染をきたし再手術を要した一例(原著論文/症例報告)
Author:宮崎 拓自(JA北海道厚生連帯広厚生病院 整形外科), 本宮 真, 細川 吉暁, 吉田 朋世, 紺野 拓也, 渡辺 直也, 安井 啓悟
Source: 北海道整形外科外傷研究会会誌 (0914-6083)33巻 Page69-72(2017.03) 

講演会

<2017年(H29年)>
第16回 MOS会 (~Monday Orthopedics Seminar~) 2017/4/17 札幌
農林産業地帯の地域中核病院における最良の外傷治療を考える ~十勝地域におけるマイクロサージャリーの経験~

足寄地区学術講演会 2017/6/21 足寄
手指外傷とリウマチ手の再建

第3回Advance in Rheumatology and Autoimmunity研究会 2017/6/30 札幌
リウマチ治療新時代における手関節リウマチの治療

<2016年(H28年)>
南十勝地区学術講演会 2016/1/14 帯広(大樹町)
手指外傷とリウマチ手の再建

帯広十勝整形外科新年会学術講演会 2016/1/25 帯広
リウマチ治療新時代における手関節リウマチの治療

十勝リウマチカンファレンス 2016/4/7 帯広厚生病院
リウマチ手指変形の治療戦略~リウマチ治療新時代における手指再建~

第15回北海道リウマチ医の会 2016/7/29 札幌
リウマチ治療新時代におけるリウマチ手指変形の再建を考える

東十勝地区学術講演会 2016/9/28 帯広(音更)
手指外傷とリウマチ手の再建

最終更新日:2018年05月15日

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