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医学的適応による未授精卵子および卵巣組織の凍結保存について

若い女性がん患者さんへ

 近年未受精卵子や卵巣組織の凍結保存技術は飛躍的に進歩を遂げています。またがん治療も早期発見や集学的治療の進歩によりがんを克服できた若年がんサバイバーが増加しています。生殖年齢にある若年がん患者さんにとってがんを克服することがまずは最重要であるのは言うまでもありません。しかしがんの治療法には放射線療法や化学療法(抗がん剤治療)など妊娠できる能力(妊孕能)を喪失してしまう可能性のあるものが多数存在します。
 2016年から当院産婦人科では、若年女性がん患者さんが、がん克服後の人生で妊娠できる可能性を温存すべく、がん治療前の胚凍結、未授精卵子凍結、卵巣組織凍結を開始しました。
 

倫理的問題について

わが国では2016年1月現在、生殖補助医療に関しては法的規制が存在していません。
2013年11月日本生殖医学会:未授精卵子および卵巣組織の凍結・保存に関するガイドライン
2014年4月日本産科婦人科学会:医学的適応による未授精卵子および卵巣組織の採取・凍結・保存に関する見解が倫理的指針となります。
当科では2016年から、倫理委員会の厳正な審査や日本産科婦人科学会への登録申請を経て、正式に診療を開始しています。
 

凍結保存の問い合わせ・依頼・申込みについて

 問い合わせ・依頼・申込みは原疾患の治療担当医師にお願いしています。原則として原疾患治療が優先であり、妊孕能温存には患者さんへ事前に十分な情報説明と同意取得が必須となります。
 情報の中には原疾患に関するもの(原疾患治療遅延リスクや原疾患予定治療内容による卵巣機能障害の程度など)も含まれるため、当科医師と治療担当医師の正確な情報交換が必要となります。
 患者さん本人、ご家族からのお問い合わせには正確な医療情報が不足する可能性があるため、詳細なお答えができない場合があります。あらかじめ治療担当医師とご相談いただくことをお願いいたします。
 

*若年女性がん患者さんを治療される医師の皆様へ
 御存じのようにASCO2013ではがん治療開始前のできるだけ早い段階で治療による妊孕能の低下について患者さんに説明し、妊孕能温存について検討する必要があることが明記されています。
 原則当院で原疾患を治療される患者さんが診療対象となっています。ただ道内のがん拠点病院で2016年4月現在日本産科婦人科学会の登録申請されているのは札幌医科大学病院と当院だけです。他院でお困りの先生がおられましたら、お問い合わせだけでも構いませんので、当院地域連携室または当科担当医師(三國・香城)まで御一報ください。

最終更新日:2016年05月25日

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