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CT

体の断層象を撮影します。造影剤を用いることにより血管の3次元撮影なども可能です。

CT装置を更新しました

CT 撮影室⑤

CT装置
平成27年2月24日(火)、旧装置から新装置へCT装置の更新作業が完了致しました。
今回導入されたCT装置は、フィリップス社製 Brilliance iCT Eliteになります。この装置は、128列(256スライス)のCT装置であり検出器の幅が8cm、これは旧装置(同社16列)の2.4cmと比べても格段に広くなっています。当然検査の内容にもよりますが、これにより撮影時間自体が短くなり患者様の息止め時間の大幅な短縮が可能となります。またCT検査につきものである被ばく線量も、旧装置より様々な被ばく低減のソフトウェアと装置性能自体も改良され向上しています。そのため、現在当院でCT撮影時に使用している撮影線量も画質のクオリティーを落とさず、旧装置の時に比べて約43%低減することに成功しています。これにより、外来通院で定期的にCT検査を行う必要のある患者様も、従来より低く抑えた撮影線量でのCT検査が可能となっています。またIterative Model Reconstruction:IMRという最新鋭の画像処理技術も導入しており、今後様々な領域の診断能向上に寄与すると考えています。

心臓CT

sinnzouCT
最も特筆すべき点はやはり心臓CT検査になると思います。上記に示しましたが、検出器の幅が広がったことと装置自体の性能向上、例えるならカメラのシャッタースピードが大幅に向上したのと同じことを意味します。これにより、心臓の動きに強くブレの少ない画像が取得出来ることにより、結果として診断能の向上に繋がることになります。そのため、旧装置に比べ検査精度の向上によって画像のクオリティーがアップし、今までよりも詳細に冠動脈の観察が可能になりました。また心臓CT検査に関しては、装置が新しくなったことにより、特殊な撮影プロトコルを設定することが可能になり、検査する放射線技師もそれを使いこなす技術が必要となりますが、造影剤の使用量も従来の使用量に比べて低減が出来ています。このように画像のクオリティーも上がり使用する造影剤量も減らすということは、患者様にとっても大きなメリットになると考えます。

最終更新日:2016年09月26日

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