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旭川厚生病院 産科・新生児科の部分的な再開について

旭川厚生病院 産科・新生児科の部分的な再開について

旭川厚生病院は現在も新型コロナウィルスによる院内感染、大規模クラスター発生のため、産婦人科の外来診療および分娩を休止しております。

当院での分娩を予定していた皆さま、妊婦健診を受けられていた皆さまには大変なご負担、ご心配、ご迷惑をおかけしており心よりお詫び申し上げます。また皆さまのご協力に深く感謝しております。

このたび12月22日より周産期部門についてのみ、感染対策を十分に強化したうえで、緊急時の母体搬送、新生児搬送、ならびにハイリスク管理入院が必要な妊婦さまについての受け入れ業務を開始することにいたしました。

1. 再開する業務の範囲は、科ならびに新生児科の救急患者さまの入院ならびに治療に限定させていただきます。
今回の業務再開は、旭川医大周産母子センターで受け入れ困難な患者さまについて、患者さまの同意が得られることを条件に、救急車での母体搬送、新生児搬送などによって旭川厚生病院に入院し、治療をおこなうものです。当院へ患者を割り当てる判断は、旭川医大周産母子センターが行います。

2. 旭川厚生病院を直接受診していただくことは出来ません。
上記の通り、旭川医大周産母子センターから当院に患者さまをご紹介いただき、入院ならびに治療を行わせていただくことになります。患者さまから直接旭川厚生病院にお問い合わせいただくことはお控えください。

3. 妊婦健診ならびに通常の分娩については、まだ再開の予定が立っておりません。引き続き、現在通院されている医療機関さまでの妊婦健診、分娩などをお願いいたします。

当院の病院全体の機能回復にあわせて通常の妊婦健診ならびに分娩が再開されることになります。準備が整いましたら改めてお知らせいたしますので、今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。

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周産期部門の限定的業務再開に至る経過について

旭川厚生病院の周産期部門の閉鎖により、道北地域の周産期体制においてハイリスク妊娠・新生児医療への対応能力は非常に限られた状況となっており、札幌市など他の医療圏への母体・新生児搬送がいつ生じてもおかしくない逼迫した状態と考えられます。

地域唯一の総合周産期母子医療センターとして、患者さまの安全が担保される条件が整うのであれば周産期救急から病院機能の再開を行いたいとの方針は、旭川厚生病院の総意であり、厚生労働省から派遣、介入していただいている新型コロナウィルス感染対策チーム(クラスター対策班)へは、以前よりこの要望をお伝えしておりました。

新型コロナウィルス感染対策チームによる、当院周産期部門に関する総合的評価(医師ならびに看護スタッフの生活歴・家族歴などの詳細な情報収集と評価)、厳密な感染対策の指導による感染拡大防止策の徹底、全職員のPCR検査での陰性確認などを踏まえて、当院周産期部門の限定的再開が認証されました。この過程においては旭川厚生病院全体の新型コロナウィルスの感染状況についての評価も行われています。

これらの対策を行ったうえで、道北・オホーツク地域を含むすべての周産期関連施設(産婦人科・小児科)による合意と、旭川市の「新型コロナ感染症に係る医療対策連絡会(旭川市保健所主催)」の報告、認証を得て、今回の限定的な周産期部門の再開に至ることが出来ました。ご協力、ご助力いただいた多くの方々に深く感謝いたします。

旭川地域の周産期医療に関しましては、引き続き市内および関連医療機関の間で連絡を密にとり、一丸となって皆さまのご心配、ご負担を少しでも減らせるよう努めてまいります。

また、道北地域の総合周産期母子医療センターとして、患者さまの安全を最優先に確保したうえで病院機能の回復ができるよう、全病院をあげて努力いたします。

2020年12月21日
JA北海道厚生連 旭川厚生病院
院長 森 達也
副院長(兼)産婦人科主任部長 光部 兼六郎
副院長(兼)周産期母子医療センター統括部長 白井 勝

最終更新日:2020年12月22日

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