核医学検査 (New!)
RI検査
2018年2月よりGE社製Discovery NM630が稼働しています。
微量の放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)と、臓器や組織に特異的に集まる薬が合わさったもの(放射性医薬品)を使って病気の有無を調べる検査です。
目的とする臓器や組織(心臓、脳、呼吸器、消化器、腎尿路系、内分泌疾患、骨関節 など多岐にわたっています)に集まった薬は、そこから放射線を体外に向けて放出しますので
、それを「ガンマカメラ(シンチレーションカメラ)」と呼ばれる専用のカメラを用いて画像にします。この画像から、病変部や機能がどのようになっているかがわかる検査です。
PET検査
PETとは、Positron Emission Tomographyを略したもので、陽電子放射断層撮影と呼ばれ、核医学検査と同様に、生体の機能を観察する比較的新しい検査法です。PET検査で使用されるくすりは、陽電子と呼ばれる特殊な電子を放出します。その性質を利用することで、体の中の状態を知ることができます。当院では、PETとX線CTを組み合わせ、診断の精度を向上させたPET/CT装置を使用しています。PET検査の中で最も多く使われている18F-FDGというくすりは、FDGというブドウ糖によく似た物質に放射性のフッ素(18F)を付けたもので、体内での糖分の使われ方を画像にすることができます。悪性腫瘍の多くはブドウ糖を大量に使うため、この画像から悪性腫瘍の存在や広がりに関する情報を得ることにより診断できます。