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当院で行っているカテーテル治療

当院で行っているカテーテル治療一覧

1)冠動脈内ステント留置術

 冠動脈カテーテル治療の標準的治療です。通常は手頸の血管(橈骨動脈)から治療することにより、術後短時間の安静で歩行可能となり、合併症がなければ手術翌日には退院が可能です。薬剤溶出ステントのステントの再狭窄は5-10%程度とされています。
冠動脈ステント留置術画像

2)薬剤溶出バルーン

 バルーンの表面に細胞増殖を抑制する薬剤が塗布してあります。ステント再狭窄病変や小血管の治療に用いられます。
薬剤溶出バルーン画像

3)ロータブレーター/ダイアモンドバック/ショックウェーブバルーン

 糖尿病や透析患者さんでは冠動脈に高度石灰化を認めます。高度石灰化病変はステントの拡張が不十分になりやすくステントの持ち込みさえも困難な場合があります。ロータブレーターやダイアモンドバックによりこのような石灰化プラークを削り取ることが可能です。ショックウェーブバルーンはバルーンカテーテルの先端から衝撃波を照射し、石灰化プラークを粉砕する最先端治療です。当院は道内でも真っ先に使用可能となった認定施設です。これらの最先端技術も駆使し石灰化病変治療に積極的に使用しています。
ローターブレーター画像

4)DCA(方向性冠動脈プラーク切除術)

 冠動脈内のプラークを切除し体外に取り出すことにより狭窄を解除する治療法です。大きな側枝を伴った分岐部病変の治療に有効です。また、大きな手術を控えた患者様もしくは出血し易い患者様ではステントを使用しないため抗血小板薬の長期内服を避けることが可能です。金属アレルギーのある患者様にも有効な治療法です。 
DCA(方向性冠動脈プラーク切除術)画像

5)PTSMA(経皮的左室中隔心筋焼灼術)

 閉塞型肥大型心筋症に対する治療です。左心室流出路の肥大した心室中隔を潅流する中隔枝にエタノールを注入し心筋を焼灼することにより肥大を解除する新しいカテーテル治療です。少ない身体的負担で高い治療効果が得られます。全道でもトップクラスの治療経験があります。 
 
PTSMA(経皮的左室中隔心筋焼灼術)画像

6)末梢血管カテーテル治療

 末梢血管の治療は全身の動脈硬化の進行により狭窄や閉塞した動脈病変をカテーテルで治療します。主に下肢動脈が治療対象になります。狭窄の治療により長い距離の歩行が可能となります。また、難治性虚血性下肢潰瘍の治療としても有効です。当院では心臓血管外科と連携し再生医療も取り入れ最先端の下肢動脈の治療を行っています。 
末梢血管カテーテル治療画像

7)不整脈に対するカテーテル焼灼術(アブレーション)治療

 最近は繰り返し出現する症候性の頻脈性不整脈に対してカテーテル治療が行われています。
心房細動や上室性頻拍に対するカテーテル焼灼術治療により抗不整脈薬や抗凝固薬の中止でき
ます。当院では最新鋭のカルトシステムと高周波焼灼術を駆使して安全かつ再発率の低いアブレーション治療を実践しています。
不整脈に対するカテーテル焼灼術(アブレーション)治療画像

8)左心耳閉鎖術(径カテーテル)

 心房細動の患者さんでは一般に脳梗塞予防のために抗凝固薬を内服しますが、抗凝固薬は出血の危険を伴うため長期的に抗凝固薬を服用できない方もいます。左心耳閉鎖術はそのような房細動患者への新しい治療法です。心房細動における血栓のほとんどが心臓内の左心耳で形成されるため、左心耳をカテーテルで閉鎖することにより左心耳内の血栓を予防できます。使用するWATCHMAN FLX™についてこれまでに海外を含め200,000例を超える患者に留置されており、安全性と有効性が証明されています。当院の術者は道内でも随一の治療経験があります。
 
左心耳閉鎖術(径カテーテル)画像

最終更新日:2023年05月15日

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