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調剤

当院では1日に約618枚の外来処方箋と約176枚の入院処方箋を調剤室が取り扱っています。 ここでは患者様にお薬を安全にお渡しするために病院薬剤師がどのような業務をおこなっているかを簡単に紹介いたします。

処方箋鑑査

しょほうせんかんさ
 医師の診断によって患者様ひとりひとりの症状に合わせて出された処方箋を薬学的に監査します。年齢・性別・用法(飲み方や時間)・用量(正しい量)・併用禁忌(飲み合わせの悪い薬の有無など)を確認します。問題がない場合は調剤されることになります。
 問題点や疑問点や患者様からの要望と処方内容が異なる場合がある場合(希望の薬が出ていない!!・湿布が出ていない!!・子供なので粉薬はイヤ!!など)は、疑義照会(医師に問い合わせ)され内容確認させていただいてからの調剤となります。

調剤

 監査された処方箋をもとに薬を用意していきますが、問題点の見逃し防止しのため、処方箋の監査者とは違うスタッフが調剤を行なっています。
 どのような調剤業務があるかをここでは紹介します。
錠剤・カプセル剤の調剤
錠剤・カプセル剤の調剤
 処方箋に書かれた内容の通りにお薬を用意します。
 棚や引き出しにはお薬がひとつずつ整理されて入っています。
 
 調剤室には約1000種類のお薬があります。
散剤の調剤
さんざいのちょうざい
 お薬(粉薬)を計り、機械を使って分包していきます。
 2種類以上の粉薬の場合は、ここで混ぜています。

 また、粉薬は全てバーコードで管理されていて、計り間違えなどがないようにしています。
散薬調剤ロボット DimeRo

散薬調剤ロボット DimeRo


 散薬調剤ロボット(DimeRo)を用いた調剤も行っています。
 薬品の選択、秤量、配分、分割、分包といった散薬秤量調剤の
 全てをDimeRo本体が行います。
軟膏の調剤(混合も含む)
なんこうのちょうざい
 2種類以上の軟膏を混ぜる場合は、このように板とへらを使って混ぜています。
 
 混ぜた軟膏は青いふたの入れ物に入れて、患者さまに渡しています。
1包化調剤
いっぽうかちょうざい
 たくさんお薬を飲まれている患者さま等には、朝・昼・晩とお薬をひとまとめにしてお渡ししています。
 
MDM

MDM(medicine detection machine)


お薬の確認には、MDMという機械を用います。
この機械は、1包づつ写真撮影を行い画像による薬品の照合を行います。
水剤・シロップ・外用剤の調剤
すいざいしろっぷがいようざいのちょうざい
 液体のお薬の場合、このように必要量を量っています。
 
 小児科の患者さまにシロップを作る時も同じように量り、お薬が2種類以上ある場合は混ぜて用意しています。

最終鑑査

さいしゅうかんさ
 調剤されたお薬が処方どおりにできているか、改めてチェックをし、薬袋(お薬の袋)に充填していきます。
 
 最終鑑査者は処方箋鑑査者、調剤者と違う薬剤師が行います。
 つまり、患者さま1人につき、3回のチェックをかけていることになります。

窓口業務(患者さまへの提供)

まどぐちぎょうむ
 最終チェックの終わったお薬は、患者さまにお渡しすることになります。
 基本的に処方されたお薬は、お薬の説明書と一緒にお渡ししています。
 
 お薬の説明書には、お薬の飲み方・効能・効果・注意点などお薬の重要な情報を記載しています。他の病院や、保険調剤薬局・ドラッグストア等で、大切な情報源となりえますので、ぜひご活用ください。

最終更新日:2023年04月27日

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