総合診療科
診療内容
近年プライマリケアを担う専門診療科として総合診療科の必要性が取り上げられるようになり、2018年度から始まった新専門医制度でも新しい専門医として総合診療専門医が定義され、一般の方々にも総合診療科の存在が知られるようになってきています。
当院の総合診療科は2006年9月に医師2名体制で始動しました。設立趣旨は、十勝管内の地域医療に貢献するための拠点として、また北海道厚生連が全道的に担っている地域医療をバックアップする拠点として、そして院内各専門診療科の診療に貢献するための組織としての役割を担うことでした。その趣旨は10数年経過した現在も変わることなく受け継がれています。
地域の皆様にとっては、なんらかの健康問題で信頼できる地域の先生方を受診された際、当院の医療資源が必要とご判断をいただくことがございましたらならば必要に応じて速やかに、かつ適切に連携させていただくことで、皆様へご提供される医療の質向上の一助となる診療部門として広くお力になれればと考えています。
また地域の医療機関様にとっては、なんらかの急性期の問題で診断と治療が必要で、帯広厚生病院へ紹介したいが、診療科の選定が困難な患者さんをご紹介していただく際の窓口として当科をご活用していただき、また逆紹介させていただく際に適切に連携させていただけるよう努めさせていただくことで少しでもお力になれればと考えています。
当院内において、各専門診療科は、各専門領域のコモンディジーズから希少疾患、難手術、特殊な治療まで幅広く担当しています。その一方総合診療科は、ある患者さんの健康問題に関して、入手可能な医療資源を最大限に生かして診療するにはどうしたらよいか、を診療科の枠を限定せずに考え、実践することを仕事としています。当科のみで解決する場合もありますが、院内他科へ紹介させていただく場合、また院外へ紹介させていただく場合もあります。特に院内他科の力を借りながら、診断と治療を組み立てて行くプロセスの質を保つことを重要視しています。診断が未確定である段階から、必要な治療や検査が遅滞なく行われるように努力しています。結果として他科に診療の全てを委ねることも有ります。診断が付かない段階から当科が臨機応変に関わることで、患者さんにとっても、院内他科にとってもメリットがある総合診療科を目指しています。
末筆ですが、常勤医を常に募集しております。詳細は下記URLをご覧ください。
目次
医師紹介
山本 浩之
職名:主任部長
卒業年次:平成18年
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会認定内科医・指導医
日本専門医機構総合診療専門医
日本プライマリ・ケア連合学会プライマリケア認定医・指導医
日本病院総合診療医学会病院総合診療医
日本病院総合診療医学会病院総合診療特任指導医
小松 守
職名:医長
卒業年次:平成27年
日本内科学会日本専門医機構認定 内科専門医日本専門医機構総合診療専門研修特任指導医
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
ICD協議会認定 インフェクションコントロールドクター
日本渡航医学会認定医療職
日本病院総合診療医学会病院総合診療医
日本呼吸療法医学会呼吸療法専門医
日本病院総合診療医学会病院総合診療特任指導医
大林 直人
卒業年次:令和3年
週間診療予定表
受付時間 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
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午前 8:00〜11:00 | 山本 | 小松 | 山本 | 小松 | |
医師未定 | 大林 | 大林 | 医師未定 | ||
午後 予約制 | 山本 | 小松 | 山本 | 小松 | |
医師未定 | 大林 | 大林 | 医師未定 |
水曜日:休診