循環器内科 パルスフィールドアブレーション
心房細動のカテーテルアブレーション 治療アブレーション治療の新時代~パルスフィールドアブレーション~
心房細動は、最も一般的な不整脈の一つで脳卒中、心筋梗塞、心不全などの心血管疾患と関連することが報告されています。そのため生命予後、加えて健康寿命の延伸のためには適切な心房細動治療が重要です。
心房細動治療には、①発症の原因となる高血圧や肥満、糖尿病や睡眠呼吸障害などの危険因子への治療、②脳梗塞を含めた全身塞栓症予防のための抗凝固療法、③正常のリズムを維持するリズムコントロール治療があります。③の心臓の正常なリズムを維持するリズムコントロール治療の一つがカテーテルアブレーション治療です。
カテーテルアブレーションは、強力なリズムコントロール治療効果があり、近年早期からのリズムコントロール治療が有益であるとの複数の研究結果もあり全国的に治療実施件数は増加傾向であります。特に若年(65歳未満)、心不全のある方、脳梗塞リスクが高い方、症状のある方、基礎疾患のない方などではリズムコントロールが望ましいと報告されております。一方、カテーテルで行う手術であるため、合併症を含めリスクはありますが手術で使用するデバイスやテクノロジーの進化できわめて発生率は低くなっており、当院では適応のある患者に対しては積極的に治療を行っております。
また2024年9月から日本において新しいテクノロジーを用いた心房細動へのカテーテルアブレーションが可能となりました。それがパルスフィールドアブレーションで、従来の高周波やバルーン(クライオ、ホット、レーザー)を用いたアブレーションでは発症リスクがある食道や横隔神経などの左房の周辺臓器・組織への悪影響が起こらないと報告されております。加えて、治療時間も従来の治療法より短縮が可能であり、より負担やリスクが少なく治療が可能となり、当院でも2025年10月から実施可能となっております。
心房細動を中心とした不整脈治療において、診断から最新の治療まで当院で対応可能となっております。症状でお困りの方から治療方針でお悩みの方まで幅広く対応しますのでご紹介、ご相談お待ちしております。


