JA北海道厚生連帯広厚生病院

　私達救命救急センタースタッフは、救急医療に熱い思いを抱きながら、医師やコメディカルスタッフ、そして救急現場に従事する消防職員の方々との連携のもと、救急患者様の初期対応と、一部院内放射線検査部門業務を兼務し、チーム医療の中で看護師としての責務を果たしています。より専門性の高い知識・技術を患者様へ提供するために、標準化された救急医療プログラムはもちろん、最新の知識と熟練された技術を得るために、日々学習する姿勢を大切にしています。さらに技術ばかりではなく、ハイテクな環境の中で、患者様やその家族の方々の思いを汲み取れるよう、個々の看護師の感性を育てるべく、スタッフ教育に力を入れています。救急搬送される重症患者のご家族の方々は、大きな不安やとまどいを抱え、精神的に危機状態に陥ることが多いですが、そのようなご家族の方々への看護について、常に自分達のケアを振り返り、ディスカッションしながら、看護の質の向上につなげられるよう取り組んでいます。心肺停止患者の蘇生場面での家族の立ち会いなど、ご家族の方々の思いに沿ったケアへの取り組みは、看護研究につなげ、学会発表なども行っています。めまぐるしく展開する医療の中でも、患者様とそのご家族のニーズを捉え関わっていくという普遍的な看護を大切にし、スタッフ同士仲間を大事にしながら、お互いの成長のために学び合う姿勢を尊重した職場風土形成を心がけています。